倉上慶大さんがお亡くなりになったというニュースが流れた。
富士山8合目で意識不明に プロクライマーの倉上慶大さんが病死
https://news.yahoo.co.jp/articles/fb8d9df0b2b379872b615ba240aa54be29d2d52b
過去に運動誘発型冠動脈攣縮性狭心症で心室細動になり、一緒にいた人たちの心肺蘇生により一命をとりとめたことがあったそうだ。
「突然、心臓が20分間止まって…」世界的クライマー・倉上慶大35歳が死にかけた朝「気づいたら救急車」命かクライミングか…医師とのバトル
https://number.bunshun.jp/articles/-/856054
医師に植込み型除細動器の適応だと言われたが、クライミングに不利になるため植込みを承諾しなかったことが記されていた。
己の価値観が確立しているからこその選択だったのだろう。
「生命」を天秤の片方に乗せて計る(考える)こと自体、一般人にはないことである。クライミングを通して日常的に「生命」のやりとりをしていたから、「生命」と何かを比べることができたのかもしれない。
「クライミング中の滑落死」と「クライミング中の心臓発作死」が天秤の上で釣り合っているのであれば、あとはそれら2つに共通する「クライミング中の」の部分が考える対象になる。
クライミングが自分の存在そのものと言えるくらいなのであれば、除細動器を植込まなかった選択は納得できる。
生前に残された功績を讃えるとともに、ご冥福をお祈りいたします。